ジェルネイルの硬化に欠かせないジェル用ライトですが、使用時の硬化熱などさまざまな注意点があることはご存知でしょうか?
また、最近はプロ仕様の商品だけではなくセリアなどの100均からもジェル用ライトが販売されているんです。
そこで今回は、ネイリストにおすすめのジェルネイル用ライト3選を紹介し、気になるLEDライトとUVライトの違いも合わせて解説します。
ジェル用ライトについて詳しく知りたい!という人にとって、今回の記事がジェル用ライト選びの参考になると嬉しいです。
そもそもジェルネイルはライトなしでもできる?日焼けはする?
そもそも、ジェルネイルはジェル状の樹脂を爪に塗りライトを当てて硬化させるという施術になります。
まれに「ライトなしでジェルネイルはできないの?」「他の光では硬化できないの?」と考える人もいるようですが、基本的にジェルネイルはLEDライトやUVライトなど専用のライトを当てないと硬化しません。
その理由は、ジェルネイルに使うジェル状の樹脂には紫外線や可視光線を当てることで硬化する「光重開始剤」が含まれているから。
「光重開始剤」は紫外線や可視光線を浴びて化学反応を起こすので、自然光などジェルを硬化しない光を当てても意味がないんです。
ジェル用のライトを当てると日焼けする?
ジェルネイル用のライトと聞くと「肌が黒くなるのでは?」「シミはできない?」と、指や手が日焼けすることや色素沈着を心配している人が多いですよね。
しかし、基本的にジェル用のライトを当てても日焼けすることはないので安心して大丈夫です。
特にUVライトは紫外線なので日焼けを気にする人が多いようですが、ジェルの硬化に使うUVライトは紫外線A波のみを放出します。
そのため、太陽の日差しからくる紫外線のように肌細胞を壊す働きもなく、光の強さは太陽とは比べ物にならないほど低いんです。
しかも、ジェル用のライトを当てる時間は長くても1分弱なので、皮膚に当たったとしても日焼けする可能性は限りなくゼロに近いと言えるでしょう。
ワット数は?ジェルの硬化に使うLEDライトとUVライトの違い
ジェルネイルの硬化に使う専用のライトは、LEDライトとUVライトの2つが主流です。
一般的なLEDライトとUVライトの違いは、
- 硬化時間
- 価格
- 寿命
などが挙げられます。
とは言え、2つのライトの違いを詳しく説明できない…という人はまだまだ多いのではないでしょうか。
そこでここからは、ジェルネイルの硬化に使うLEDライトとUVライトの違いについて解説します。
ジェルネイル用のUVライトについて
ジェルネイルの硬化に使うUVライトは、LEDライトよりも安い価格で販売されているので、ジェルネイルを始めたばかりの人たちから支持されることが多いです。
市販のUVライトのワット数は10~60とさまざまですが、数値が大きいほど硬化時間が短くなるという特徴があります。
そのため、硬化時間を優先して市販のUVライトを購入する際は、できるだけ30ワット以上の商品を選ぶようにしましょう。
さらに、UVライトはジェルネイルの硬化だけではなく、手作りのアクセサリーやキーホルダーでおなじみの「レジン」の硬化にも使えるんです。
ジェルネイル用のLEDライトはレジンを硬化することはできないので「安いライトから始めたい」「ジェル以外にも使えるライトが欲しい」という人にはUVライトがおすすめということになります。
ただし、UVライトは消費電力が高く半年から1年ほどで寿命が尽きるということを覚えておきましょう。
半年以上同じものを使っていると徐々に硬化スピードが落ちてしまうので、施術に支障をきたさないタイミングで買い替えをしなければなりません。
ジェルネイル用のLEDライトについて
ジェルネイルの硬化に使うLEDライトは、UVライトより消費電力が少なく半永久的に使うことができます。
故障などのトラブルがない限り買い替えの必要がないので、1つのアイテムを長く使いたい人にはLEDライトの方が合っていると言えるでしょう。
しかし、寿命が長い反面UVライトより割高になってしまうのがLEDライトの特徴です。
UVライトは1,000~3,000円ほどで購入できるものが多いですが、LEDライトは5,000~10,000円ほどの高価な商品がたくさんあります。
とは言え、寿命の長さだけではなく硬化時間の速さに魅力を感じてLEDライトを選ぶ人も多いです。
LEDライトは30秒ほどでジェルを硬化できる商品もあるので、施術時間を少しでも短縮したいならLEDライトの方がおすすめできます。
また、LEDライトは紫外線ではなく可視光線でジェルを硬化するので、UVライトのようにワット数を気にしなくても十分な硬化が可能なんです。
【痛い・熱い】ジェル用のライトを使うときの注意点
ネイルサロンに来られるお客様のなかには、ジェル用のライトを使うと「ヒリヒリして痛い…」「なんだか手が熱い…」など、硬化の際に発生する熱がストレスになっている方もいるようです。
このようにジェル用ライトの硬化熱を感じやすいお客様は、もともと自爪が薄い・間違ったオフの仕方で爪にダメージが蓄積されている、などの可能性があります。
大事なお客様を不快な気持ちにさせないためにも、ここからはジェル用ライトで痛みや熱さが気になる方への対処法と施術時の注意点を見てみましょう。
「硬化熱」への対処法①痛みが出たらライトから手を抜いてもらう
まず、お客様がジェル用ライトで痛みや熱さを感じていたら、無理をせずライトから手を抜いてもらってください。
もともと自爪が薄いお客様だけではなく、初めてサロンでジェルネイルをするお客様はライトの硬化熱に慣れていない可能性があります。
硬化時間はライトの種類によって多少変わりますが、休憩を挟みながら硬化を行っても問題ないので、カウンセリングなどを利用して施術前にしっかり注意喚起しておきましょう。
「硬化熱」への対処法②ライトの出力を弱くする
ジェルネイルに使う専用のライトのなかには、ワット数・出力を弱くして硬化熱を抑えることができる商品もあります。
硬化熱を感じやすいお客様には、このようにライトの出力を変えて少しずつ痛みや熱に慣れてもらうのもおすすめです。
特に先ほど解説したLEDライトは、硬化のスピードが速い分UVライトより硬化熱を感じやすいという特徴があります。
そのため、LEDライトを使っている場合はUVライトに変えてみるなど、お客様に合わせてライトを使い分けるのも硬化熱への対処法と言えるでしょう。
「硬化熱」への対処法③甘皮の処理を控える
ライトを当てて痛みや熱さが発生する理由として、甘皮処理のやりすぎも考えられます。
そもそも甘皮をカットする行為は皮膚への刺激になるので、人によってはライトの熱で皮膚がジンジンと痛みやすくなるんです。
甘皮の処理はジェルネイルの下準備として必要な工程ですが、爪や皮膚の状態によっては甘皮のカットは控えた方が良いでしょう。
ジェルネイルのお直しのタイミングで毎回甘皮の処理をする人もいますが、硬化熱を感じやすいお客様・甘皮が気にならないお客様には月1回のメンテナンスでも大丈夫です。
プロ用!おすすめのジェルネイル用ライト3選を紹介
ここからは、サロンで使えるプロ用のおすすめジェルネイルライトを3つ紹介します。
おすすめのジェルネイル用ライト①La Curie LED&UVネイルライト
最新LEDランプが24個配置されたジェルネイル用の硬化ライト。
こちらのライトは液晶モニター・自動センサーが搭載されており、5本の指を均一に硬化できる便利なドーム型になっています。
しかも、ライトの熱が苦手なお客様・自爪が薄くなっているお客様への対策として、光を弱める低ヒートモードが選べるのも嬉しいポイントです。
Amazonでは税込み2,950円で購入することができ、ネイルサロンの雰囲気を壊さないスマートかつシンプルなデザインもおすすめの理由です。
おすすめのジェルネイル用ライト②Wisdompark LED&UVジェルネイルライト
持ち運びに便利な取っ手付き!
こちらのライトは通常より2倍速く硬化する220ワットのハイパワーネイルランプが搭載されています。
また、見やすい大型液晶画面とジェルの特徴に合わせて使える4つのタイマー機能も付いているので、ジェルの種類が多いサロンのライトとしてもおすすめの商品です。
Amazonでは3,500円以上しますが、ハンドだけではなくフットネイルにも使えるのでコスパ自体は悪くないと言えるでしょう。
おすすめのジェルネイル用ライト③minutenail 3イン1 ネイルアームレスト UV LEDライト
両手同時に硬化できて時短効果もバツグン!
こちらのライトは上部がアームレストや物置としても使用できる使い勝手の良い商品です。
内部には63個のLEDランプが搭載されており、液晶パネルや5つのタイマー設定など豪華な各種機能が揃っています。
10秒の軽い硬化から120秒のUV硬化まで選べるのもポイントですが、Amazonでは7,000円近くする高価な商品なのでしっかり予算を組んでから購入を検討しましょう。
ジェルネイル用のライトは100均など安い商品もある!
今回は、ネイルサロンで使えるプロ用のライトを紹介しましたが、ジェルネイルの硬化に使えるライトは100均など安い価格で購入できる商品もあるんです。
ダイソー・セリア・キャンドゥなど、100均でおなじみの店舗では税込み330円で購入できるUVライトがあるので、プロ用の高価なライトと使い分けてみるのはどうでしょうか。
100均の店舗で購入できるライトは練習用・ご自身用として使うなど、たくさんのライトを試してあなたにとって使い勝手の良い商品を見つけてくださいね。
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