ネイルサロンの内装はお客様のリピート率を上げるうえで重要な要素です。
内装がおしゃれで清潔感のあるネイルサロンなら、お客様も「また来たい!」と思ってくれるはず。
そこで今回は、
- ネイルサロンの内装の重要性について
- ネイルサロンの内装にかかる費用について
- ネイルサロンの内装におすすめのデザインについて
- 自宅ネイルサロンの内装決めの注意点について
など、ネイルサロンの内装デザインや費用について徹底解説します。
「ネイルサロンの内装が決められない…」「おしゃれなデザインがわからない…」など、ネイルサロンの内装にお困りの方は、今回の記事をぜひ参考にしてくださいね。
ネイルサロンの店舗や内装のデザインはこだわらないといけないのか?
そもそも、どうしてネイルサロンの店舗や内装のデザインはこだわらないといけないのか気になりますよね。
これからネイルサロンを始めるなら、ネイルの知識や技術だけではなく内装の重要性も理解しておきましょう。
ネイルサロンの内装が重要と言われる理由は、下記のようにさまざまな相乗効果があるからなんです。
- お客様にリラックス・リフレッシュしてもらえる
- お客様に非現実を味わってもらえる
- お客様に「また来たい!」と思ってもらえる
基本的にネイルサロンを利用するお客様は女性が多く、ストレス解消や癒しを求めてサロンに訪れるものです。
ネイルサロンの内装がおしゃれで癒しの空間なら、お客様にリラックス・リフレッシュしてもらいやすく特別な時間を楽しんでもらえます。
さらに、サロンのコンセプトによってはお客様に非現実的な空間を提供し、普段味わえない贅沢な雰囲気のなか施術をしているところも!
このように、ネイルサロンの内装が素敵ならお客様に「また来たい!」を思ってもらえるので、他店との差別化を図るためだけではなく、リピーターを増やすうえでも内装のデザインは重要性が高いということになります。
ネイルサロンの内装をおしゃれに仕上げるコツは?
ネイルサロンの内装にこだわりたいけど、どうすればおしゃれに仕上がるのかわからない…と悩んでいる人は多いはず。
そこでここからは、ネイルサロンの内装をおしゃれに仕上げるコツを3つ紹介します。
内装をおしゃれに仕上げるコツ①コンセプト・テーマを明確にする
ネイルサロンの内装を決める前に、まずはサロンのコンセプト・テーマを明確にしておきましょう。
サロンのコンセプトやテーマが明確でないと、方向性やターゲットが定まらずどんな内装が合っているのか判断しにくいものです。
コンセプトやテーマがはっきりしていれば配色・家具・インテリアなどがイメージしやすく、思い描くネイルサロンに合った内装に仕上げることができます。
内装をおしゃれに仕上げるコツ②統一感を出すため色を使いすぎない
内装をおしゃれに見せるには、全体的に統一感を出すことがポイントです。
そのため、壁・床・家具・インテリアなどでたくさんの色を使いすぎないよう注意してください。
理想の色使いはベースカラー7割・メインカラー2割・アクセントカラー1割の比率です。
色使いの比率は多少前後しても問題ありませんが、できるだけカラーを3~4色に絞ってサロンの内装に統一感を出すことを意識しましょう。
内装をおしゃれに仕上げるコツ③インテリアにこだわる
ネイルサロンをおしゃれに仕上げるには、やはり内装のインテリアにこだわる必要があります。
例えば、間接照明やダウンライトをあえて薄暗くしたり、椅子や机を同じブランドの家具で揃えたりするのも効果的です。
さらに、アロマなど癒しの香りをインテリアに取り入れるのもおすすめ。
このように内装もおもてなしの一部と考え、お客様に特別なサロンと思ってもらうことを意識した内装に仕上げていきましょう。
業者に頼む?DIY?ネイルサロンの内装にかける費用はどのくらいがいい?
ネイルサロンの内装工事はどのくらい費用がかかるのか気になる…という人のために、ここからはネイルサロンの内装にかかる費用について紹介します。
基本的に内装の変更・修復などは業者に頼む場合と自分でDIYする場合の2パターンがあるので、それぞれの費用を比べて自分に合った方法で内装を変更しましょう。
ネイルサロンの内装を業者に頼むときの費用について
自宅ネイルサロンなら大掛かりな工事は必要ありませんが、テナントを借りて営業するなら本格的な工事が必要なのでDIYではなく業者に頼む方がおすすめです。
しかし、ネイルサロンの内装工事や改装を業者に頼むとなると、かなり費用がかかりそう…と思われる人も多いのではないでしょうか。
床や壁紙の貼り替えだけなら10万円弱で済みますが、天井の改装など大掛かりな工事が必要ならさらに20~25万円ほどかかってしまいます。
さらに、エアコンなど空調機を入れ替える場合も10万円ほどの費用が必要です。
空調機は設置する場所の広さや台数にもよるので、2台以上入れ替えるなら高めに見積もって20万円ほど準備しておきましょう。
ネイルサロンの内装をDIYするときの費用について
自宅ネイルサロンやアパートなどの賃貸物件でネイルサロンを始めるなら、内装費用節約のためDIYにチャレンジしてみましょう。
例えば、床に市販のフロアシートを敷くだけでも見た目の印象は変わるもの。
床の面積にもよりますが、多めに見積もっても2~5万円ほどの費用で内装を変えることができます。
しかし、アパートなど賃貸物件でDIYをするときは事前に管理会社や大家さんへの許可が必要です。
そもそもネイルサロンとして使用できる賃貸物件自体が少ないので、内装をDIYするなら物件探しの段階で管理会社へ必ず相談しておきましょう。
ネイルサロンの椅子やテーブルなど工事以外の内装費用について
ネイルサロンの内装は工事だけではなく、施術に必要な椅子やテーブルなど家具類にかかる費用も忘れてはいけません。
椅子・テーブル・照明器具などは費用を抑えようと思えば20万円ほどで揃えることができます。
ただし、おしゃれでこだわった内装に仕上げたいならソファー・カウンター・空気清浄機など、さまざまな家具や家電が必要になることも。
そうなるとさらに費用がかかり30~50万円ほどの資金が必要になります。
このような家具類の有無もネイルサロンの規模や営業場所によるので、サロンのスタイルに合わせて無理なく内装を整えることを意識しましょう。
床や壁を変えるだけで、ネイルサロンの内装は変化する!?
ネイルサロンの内装デザインはインテリアを中心に考えがちですが、実は壁や床など面積の広い箇所を変えるだけで印象が大きく変わるんです。
しかも、自宅ネイルサロンなどあまり内装を変えない場合や費用に余裕がない場合でも、壁紙を張り替えるだけで雰囲気が変わり落ち着いた空間を演出することができます。
床と壁両方を変える場合は、全体のバランスと色のコントラストを意識することが大切です。
どちらも面積が広くお客様の目に留まりやすいので、視覚効果を考えできるだけ対照的なカラーを選びましょう。
さらに、床を変えるときはカラーだけではなく機能性から床材を選ぶのも大事なポイント。
ネイルサロンの床はメンテナンスが楽なものや耐久性の良いものがマッチしているので、フロアタイルとして人気の塩化ビニルでできた「塩ビタイル」がおすすめです。
逆に、フローリングやカーペットはメンテナンス性が悪く、ネイル塗料が付着するとなかなか落ちないのであまりおすすめはできません。
そのため、費用に余裕がないなら床や壁を耐久性の高いものに変えるなど、お客様の視覚から入る情報を優先的に変化させていきましょう。
目指したいネイルサロンが見つかる!テーマ別に内装デザインを画像で3つご紹介
ここからは、ネイルサロンのコンセプト・テーマ別のおしゃれな内装デザインをInstagramの画像で紹介します。
まず、ネイルサロンの内装で人気のコンセプト・テーマは下記の通りです。
- 海外風のスタイリッシュなネイルサロン
- ホテルライクな高級感あるネイルサロン
- 白基調の清潔感あるネイルサロン
内装を決めるときは既存のネイルサロンのデザインを研究する必要があるので、上記3つのデザインから特におすすめのネイルサロンの内装を参考にしてみてください。
テーマ別ネイルサロンの内装デザイン①海外風のスタイリッシュなネイルサロン
自宅とは思えないほど完成度の高い海外風のネイルサロン。
こちらのサロンは壁紙や床を含め、インテリアが黒・白・グレー・ゴールドで統一されています。
壁掛けのインテリアは時計のみというシンプルなデザインになっており、メニュー表やディスプレイのネイルも「見せるインテリア」のような仕上がりなのでお客様へのアピールも抜群です。
さらに、こちらのサロンはネイルだけではなくフットメニューもあるようなので、おしゃれなフットスペースがひときわ目を引きます。
ソファーや椅子にクッション・ひざ掛けを置くという配慮も施されており、自宅でありながら店舗型のサロンに匹敵するお手本にしたい完璧なネイルサロンですね。
テーマ別ネイルサロンの内装デザイン②ホテルライクな高級感あるネイルサロン
高級ホテルのような特別な体験を味わえるネイルサロン。
こちらのサロンは配管などがむき出しになったスケルトン天井が印象的で、ネイルスペース・フットスペースすべてが半個室状態になっています。
また、すべての席にiPadが設置されており、施術中のお客様を飽きさせないための配慮と今風の空間づくりは完璧です。
さらに、広々とした店内はダウンライトで全体的に薄暗くするという演出が施されています。
高級感あるネイルサロンは大人の女性がリラックス・リフレッシュできる癒しの空間なので、店舗型のサロンオーナーにぜひ参考にしてほしいインテリアです。
テーマ別ネイルサロンの内装デザイン③白基調の清潔感あるネイルサロン
壁に飾られた店名のディスプレイが印象的な、白を基調とした清潔感のあるネイルサロンです。
こちらのネイルサロンは壁・天井・机・椅子などがすべて白で統一されており、女性が好む清楚で落ち着きのある空間になっています。
しかも、壁の1面をピンクのアクセントクロスにすることで単調になりがちな白の空間にメリハリを持たせ、施術室全体を引き締まって見せるという視覚的効果も。
近年、観葉植物として人気の高いパンパスグラスの存在感もあり、大人の女性だけではなく若い女性からの満足度も高そうな安心感のある内装と言えるでしょう。
自宅をネイルサロンにするときの内装で気をつける3つのポイント
独立して自分のネイルサロンを始める人は、やはり自宅をネイルサロンにする場合が多いです。
しかし、自宅をネイルサロンにするとなると、店舗型のサロンより内装のおしゃれ度が若干低くなってしまいます。
とは言え、内装を決めるときのポイントや注意点を押さえれば自宅であってもお客様に満足して施術を受けてもらえる可能性が高いです。
そこでここからは、自宅をネイルサロンにするときの内装で気をつけてほしいポイントを3つ紹介します。
自宅ネイルサロンの内装決め注意ポイント①十分な施術スペースを確保すること
そもそも、自宅をネイルサロンにするなら十分な施術スペースを確保しなければなりません。
間取りとしては1LDK以上が理想で、施術室は6~8畳ほどの広々とした空間が必要です。
冒頭で説明した通り、ネイルサロンはお客様にリラックス・リフレッシュしてもらうことが重要なので、施術室はできるだけ広々使える部屋を使用しましょう。
そして、施術室だけではなくお客様が必ず入る玄関が狭すぎるのも良くありません。
自宅ネイルサロンは十分なスペースがないと窮屈で居心地の悪い印象を与えてしまうので、できるだけ空間を作って余裕と安心感のあるサロンを心がけましょう。
自宅ネイルサロンの内装決め注意ポイント②できるだけ生活感を出さない
自宅をネイルサロンにするなら、お客様にできるだけ生活感を見せないことが大切です。
ネイルサロンはお客様に非現実的な空間を提供する場所なので、特に自宅はさまざまな細かい配慮が必要になります。
例えば、お客様が使用する可能性がある洗面所やトイレなど、水回り関係は毎日の清掃とおしゃれなインテリア小物で清潔感ある空間に。
玄関は自分や家族の靴を出しっぱなしにせず、雰囲気のある玄関タイルを敷いて自宅感をできるだけ消すことがポイントです。
自宅ネイルサロンは自分の家族とお客様が共有で使う箇所が多いので、家族にも協力してもらいお客様ファーストな内装の手入れを意識しましょう。
自宅ネイルサロンの内装決め注意ポイント③衛生面に気を配る
お客様に非現実を味わってもらうには、生活感を出さないことと同じく衛生面に気を配ることも大事なポイントです。
季節による湿気や乾燥対策はもちろんのこと、犬や猫などペットを飼っている場合の自宅サロンは匂いに対する配慮を忘れてはいけません。
ペットを飼っていないお客様は動物の匂いや抜け毛に対する免疫が低い可能性があります。
そのため、玄関・施術室・洗面所など、お客様が入る場所には空気清浄機・消臭剤・ディフューザーを置き、匂いや抜け毛への対応を徹底しておきましょう。
自宅ネイルサロンも内装によっては十分集客できる!
自宅をネイルサロンにする場合、店舗型のサロンに比べて集客率が悪いというデメリットがありますよね。
しかし、自宅のネイルサロンであっても内装の出来によってお客様からの満足度が上がるので、店舗型のサロンと同じく十分な集客を見込めます。
今回紹介した内装決めのポイント3つをしっかり押さえ、自宅感をできるだけ消して清潔感のある空間を作れば、お客様の「また来たい!」という気持ちを刺激することが可能です。
完成度の高い内装に仕上がればSNSでも発信しやすいので、新規・既存のお客様を増やして利益の出るネイルサロンを作りましょう。
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