ジェル検定の上級は「ジェルネイルのスペシャリストとして必要とされる総合的知識と技術の修得」を目的としており、一流のネイリストを目指す上で避けては通れない検定試験です。
そんなジェル検定の上級を受けるなら、デザインアートなど難問の実技試験を攻略しなければなりません。
そこでこの記事では、ジェルネイル検定上級実技のデザインアートや時間配分について徹底解説します。
ジェル検定上級の実技・デザインアートについて
ジェル検定上級の実技試験は「指定された5本の指にイクステンションを施す」という内容になっています。
2023年12月に実施された試験要項を見ると、イクステンションの内容は以下の通りでした。
- 右手人差指 ジェルクリアスカルプチュア
- 右手中指 ジェルクリアスカルプチュア
- 右手薬指 ジェルチップオーバーレイ+デザイン(テーマ:フラワー)
- 左手中指 ジェルチップオーバーレイ
- 左手薬指 ジェルチップオーバーレイ+フレンチルック
このように、デザインアートを施すのは右手の薬指になります。
アートのテーマであるフラワーは種類の指定などはありませんが、以下のようにさまざまな禁止事項があるので注意が必要です。
- アートは筆のみで描く
- 3Dアートは禁止
- ラメやホロは埋め込む
- チップの色はナチュラルまたはクリア
時間配分は?ジェル検定上級実技の注意点
ジェル検定の上級を受けるにあたり、実技試験の時間配分やアートのタイミングが気になっている人も多いのではないでしょうか。
上級の実技は85分という制限時間がありますが、注意点はタイムオーバーになったら減点ではなく失格扱いになってしまうということです。
そこでここからは、気になる実技試験85分の時間配分の例を紹介するので、ご自身がジェル検定の上級を受けるときの参考にしてみてください。
- 手指消毒(1分以内)
- プレパレーション(8~10分)
※サンディングやチップ貼りなど - 3本の指にジェルチップオーバーレイ(20~25分)
※このタイミングでアートを施す - 2本の指にジェルクリアスカルプチュア(10~15分)
- ファイリング(15~20分)
- フレンチルック(8~10分)
- 微調整と最終確認(3~5分)
上記の手順はあくまでも一例ですが、ジェルチップオーバーレイ+アートは硬化時間・削れ防止の観点から最初に済ませておくのがおすすめです。
とはいえ、実技試験は「この順番にやれば早く終わる!」という明確な答えはありません。
実技の内容は得意・不得意があるはずなので、さまざまな手順を試してご自身にとってベストな時間配分を見つけてくださいね。
上級を受けるならジェル検定要項で内容を確認しよう!
ジェル検定の上級を受けるなら、過去の検定試験要項で内容をしっかり確認しておきましょう。
初級・中級とは違い、ジェル検定上級はかなり難易度が高く合格率は約40%となっています。
とはいえ、繰り返しの練習を怠らなければ一発合格も夢ではありません。
上級実技のデザインアートは結果を大きく左右する項目なので、書籍での勉強に加えSNSなどで合格者のアートを研究しておくようにしましょう。
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